渋谷区立中央図書館

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クローバー概要

渋谷区立中央図書館は、平成22年(2010年)5月22日に移転オープンした渋谷区最大の図書館です。ファッションの拠点である原宿にあることから、一角にはファッションコーナーが設けられています。そのほか、インターネット、データベースで調べものができるセルフレファレンスコーナーや、「子どもの本コーナー」も充実しています。読書相談による児童の読書活動も支援しており、地域住民の身近な知的空間として活用されています。

◆施設概要

 構造  鉄筋コンクリート造 地上5階 地下1階
 延床面積  4,450㎡

◆蔵書数(平成26年3月31日現在)

 一般図書  200,423冊
 児童図書  26,391冊
 外国語図書  9,537冊
 点字図書  1,241冊
 新聞  24紙
 雑誌  242タイトル

クローバー施設

1階◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

中央図書館1階

(左)総合カウンター。(右)天気のよい日には外でも食事や休憩ができる喫茶休憩コーナー

(左)総合カウンター。(右)天気のよい日には外でも食事や休憩ができる喫茶休憩コーナー

(左)子どもの本コーナー子供専用スペースとして閲覧席を囲むよう本棚が並ぶ。(右)子どもの本コーナーにある靴脱ぎスペース。ひょうたん型をした床暖房完備のよみきかせコーナー

(左)こどもの本コーナー。子供専用スペースとして閲覧席を囲むよう本棚が並ぶ。(右)こどもの本コーナーにある靴脱ぎスペース。床暖房完備で読み聞かせコーナーとしても活用される

(左)こどもの本コーナー。子供に人気の紙芝居が並べられている。(右)画面にタッチするだけで簡単に本の貸し出しが可能な自動貸出機

(左)こどもの本コーナーには子供に人気の紙芝居が並べられている。(右)画面にタッチするだけで簡単に本の貸し出しが可能な自動貸出機

2階◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

中央図書館2階

(左)セルフレファレンスコーナー。インターネット、データベースで調べものができる。(右)新着図書コーナー。大人向け、子供向け、視聴覚障害者向けの新着本が展示

(左)セルフレファレンスコーナー。インターネット、データベースで調べものができる。(右)新着図書コーナー。大人向け、子供向け、視聴覚障害者向けの新着本が展示

(左)展示コーナー。渋谷区にゆかりのある文芸評論家・奥野健男氏に関する資料を展示。(右)新聞と雑誌コーナー。聞縮刷版や外国雑誌なども展示

(左)展示コーナー。渋谷区にゆかりのある文芸評論家・奥野健男氏に関する資料を展示。(右)新聞と雑誌コーナー。新聞縮刷版や外国雑誌なども展示

3階◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

中央図書館3階

(左)ファッションコーナー。ファッションの街にちなみ、数多くのファッション雑誌を展示。(右)渋谷区の地域資料展示コーナー

(左)ファッションコーナー。ファッションの街にちなみ、数多くのファッション雑誌を展示。(右)渋谷区の地域資料展示コーナー

(左)旅行・海外雑誌コーナー。旅行雑誌をはじめ、海外の雑誌を展示。(右)区民席。渋谷区民だけが利用できる

(左)旅行・海外雑誌コーナー。旅行雑誌をはじめ、海外の雑誌を展示。(右)渋谷区民だけが利用できる区民席

4階◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

中央図書館4階

(左)旅行雑誌コーナー。旅行に役立つ旅行関連本を展示。(右)眺めの良い窓際の閲覧席

(左)旅行雑誌コーナー。旅行に役立つ旅行関連本を展示。(右)眺めの良い窓際の閲覧席


 クローバーここもポイント!~未来への扉を開くオブジェ

渋谷区立中央図書館前にあるオブジェ「明日を拓く Creating Tomorrow」は、移転オープンした際に設置された長崎哲夫生氏の作品。“人は読書することにより歓びや可能性を覚え夢を見る。さまざまな多くの本に出会うことは、豊かなエスプリの詰まった人生のはじまり”であるとの思いからこの作品が生まれました。図書館に訪れた際には、目を惹く作品です。

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クローバーここもポイント!~本とふれあうきっかけに

こどもの本コーナー入口には、大きな木の絵が展示されています。最初は1本の幹だけだったものが、図書館に訪れた子供たちによって、徐々に葉っぱが貼られてきました。葉っぱを貼る楽しみも、葉っぱが増えていく様子を見るのも楽しいひとときです。

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クローバーここもポイント!~ファッション誌の宝庫

ファッションの街として知られる原宿にちなみ、図書館3Fにはファッションコーナーがあります。外国ものや昔のファッション誌なども含めたくさんのファッション雑誌が並んでいます。今の流行や好みのスタイルを見つけるにはうってつけのコーナーです。また、原宿には服飾関係の学校も多いので、勉強するための資料としても活用できます。

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クローバーここもポイント!~区民のための特等席:キャレル席

4階には、区民だけが利用できる閲覧席“キャレル席”が設けられています。日本の観光名所のひとつでもある原宿にあっても、静かな空間で読書が楽しんでもらえるような特別席は、静かな読書空間を創出しています。

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 クローバー図書館からのメッセージ差し替え画像:館長
渋谷区立中央図書館
館長 田山宗昭さん

渋谷区立中央図書館は、中央館としていかに利用者が必要とする資料をきちんと提供していくかということが使命であると考えています。
特に子供の読書活動への支援という点には重点を置いています。学校でも朝読書や読書郵便、読み聞かせを意欲的に取り組んでいるので、学校図書と連携を図りながら、子供たちが本にふれる機会を作っていくことに努めています。幼稚園や保育園の児童からYAクラスの生徒向けに提供している「しぶや おすすめの本50」で学年のカテゴリーごとに本を紹介したり、冊子などでも子供たちの読書活動を支援しています。
また最近は、OPAC(オンライン検索)などの導入や渋谷区の図書館をまわる循環車によって、以前よりもだいぶ進んだ本の提供、利用ができるようになり、利便性が大きく向上したと実感しています。これからも、さらに力を入れていきたいと思っています。


 クローバーEDITORIAL NOTE 原宿らしさを大切にする図書館

渋谷区立中央図書館で、特に印象的だったのは子供たちへの読書支援活動であった。絵本や紙芝居、折り紙などで楽しんだり、お話し会やこども会、映画会やこうさく会など、親子で楽しめるイベントも定期的に開催し、本に親しむ機会をつくっている。筆者は、なぜあの原宿で? という疑問がもともとあったのだが、今回の取材で人通りが多く賑やかな表通りとは一変し、少し路地に入ると昔からの家が建ち並び、今でも住民が暮らしていることに気づかされた。だからこそ、未来を拓く子供たちのために、本を通じて多くのことを学んでほしいという図書館側の意欲がうかがえる。図書館の4階には、教育センターの視聴覚ライブラリー、教科書センター、調査研究部などもあり、教育研修や教育相談も実施している。あらためて図書館はどの街にあっても必要な施設であると実感する。(中嶌文庫)


 ビル渋谷区中央図書館

利用案内
開館時間:火〜土曜日9:00〜21:00 日・月・祝日9:00〜18:00
休館日:第1月曜日、3木曜日(館内整理日)※休日の場合は直後の平日、年末年始、特別整理期間

アクセス
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-4-1地図
電話:03-3403-2591
ホームページ:https://www.lib.city.shibuya.tokyo.jp/hp/intro_kan01/top/kan-chuo-top.html

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